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催眠撫子学園 第八章

「おめでとう!」
「おめでとう~~!」
その日、ある貸し切った教会では人が集まって、真紅のウェディングドレスを身に纏った少女に、
心からの盛大な祝いの言葉を届けていました。
「ありがとう、みんな~~!!」
祝福の声を浴びてる女の子は手を振って、その祝いの言葉に応えていて、
その横には溜息をつきつつも照れながらに、同じく祝いの言葉を浴び、
軽くお辞儀して応えている男性も居ます。
この日の二人は、小さな結婚式を知人らに囲まれて行っていたのでした。
「えっと…もう鳳仙さんと呼べないのでしょうか?」
「ん~と、まだ籍は、このままですから鳳仙でかまいませんよ~先輩」
新婦となったばかりの女の子は、微笑みながらに友達の質問に答えていきます。
その顔は本当に幸せの絶頂に相応しい顔をしていたんだよ。
「世間体も考えて卒業してから、正式に籍を入れるそうですわ」
それは、まだ女の子が学生の身だからゆえの措置らしくて、
彼女が通う学校の理事長代理の助言でありました。
「ははは、いつかこんな日が来るとは思っていたけど、随分と早かったね」
「ああ…俺もそう思ってる、でも仕方ないだろ」
ヤレヤレと新郎となった男性は、その自分の妻となった少女を見ていました。
特に…その大きく膨らませたお腹をジッと見つめて…
男性が仕方ないというのは、実はこの女の子…鳳仙エリスが、
この男性こと学校で教師をしている上倉浩樹の子を妊娠した…という事になり、
今日こうして責任をとる意味で結婚式を挙げてたの。
「いやいや、でもまさか一回で命中させるなんてね~」
「うるさいな、俺だってビックリしたんだからな」
上倉先生のお友達である柳さんの冷やかしに、
ポリポリと頬を掻きつつも祝い酒を片手に持ち、
ただただ先生は自分の若気の過ちを恥じてたの。
そして思い出していた、こうなる原因となった日を…ある数ヵ月前の出来事を。
それは休日の日、上倉先生は居間で書類整理してた時に、
美術室で拾った誰かが残していったメモがを見つけ。
つい好奇心で読み呟いたのでした、にくべんきも~どきどう…と。
するとちょうど側に居たエリスちゃんの身体が震えて、
まるで熱っぽくなったように全身が熱くなるのを訴えだしました。
それでエリスちゃんが最近に妙に体調を崩しているのを知る先生は、
直ぐさまに介抱しようとするけども…
その後…普段見せない色香を見せながらに、浩樹の身体を求めてきたエリスちゃんと、
上倉先生は最初こそ拒むけども、半ば強引に肉体関係を結ばれてしまったのです。


その時のエリスちゃんの急変は、今もって上倉先生にとっては謎でしたが、
後に妊娠した事が分かり先生は責任を取るしかなかったのでした。
「急な展開だったよね~聞いた話じゃ、できちゃった赤ちゃんも成長早いて話じゃないか」
「医者に診てもらったら、一、二ヵ月は前に受胎してるくらいだて言われたよ」
それを上倉先生が聞いた時、ある疑いを持ったが…あのエリスちゃんがと直ぐに思い直していたみたい。
こうして僅か数ヵ月の間に、今では誰からも分かるくらいの妊婦の体つきに、
エリスちゃんはなってしまい、先生は婚約する事にしたのでした。
そんな経緯を会話している幼なじみ組に迫る、一人の女性が居ました。
「まったくさ~私には何十回もして全然に命中させなかったくせに…ひくっ」
「霧、お前…飲み過ぎだぞ!て、何の話だよ?」
「別に~~ふんっ」
それは先生の幼なじみであり友人の桔梗先生でした、
こっちの先生は機嫌悪く式に参加していて、そのうえでのやけ酒をしていたの、
実は桔梗先生は今エリスちゃんが立つ場所が、本当は自分が立つものと信じていたみたい…
だけど上倉先生のヘマで仲は良いけども、恋敵だったエリスちゃんが、正妻となった事となり、
桔梗先生の怒りは相当なものになっちゃったらしいの。
毎晩のように身体を求め愛し合ってたのに…と、
桔梗先生の中ではなっているのだから仕方ないよね、
それに…上倉先生的にはそんな事実に心当たりが無いのだから。

そんな式の中で一人複雑な心境の少女が居ました、
彼女は一応表向きは満面の笑顔で友人を祝っているけども、
その内面は祝いきれなかったの…。
それは彼女もまた上倉先生には特別な思いを抱いていたのもあるけども、
何よりも彼女は…つまり私…萩野可奈は真実を知っていたからでした。


それは約一月程前の事なんだけども、
私は図書室でいつものように原稿を書いていたの。
ほら、私って学生ながらに小説家としても頑張っている身だからね。
そんな私に迫る影が一つ…それは物影に隠れながらコソコソと近付いて、
やがて間近にまで迫ると、私に気付かれて振り向かれる前に耳元へと、ある言葉を囁いた。
「可奈ちゃん…肉便器モード起動」
それを聞くなり、私の身体は電気が駆け巡ったみたいに痺れて…
愛用のノートパソコンを急いで仕舞って、囁いた男子に静かに振り向いてた。
うはっ…今回はまた凄い相手が来ちゃったな~
そう心の中で今回の相手の醜さに、ひっそりとうんざりする心の声を漏らしていたの、
だけどね外見での表情はあまり変化は無かったんだ、そう見せるように私は努力していたのだもん。
そして次に私は、全身の力を抜いて、男子にもたれていきます、
当然ながらにその男子は私の事を抱きしめる形になったの。
うっ…臭いよ~ちゃんと風呂に入っているのかな?
その体臭に苦しみながら、更に内の心のでうんざりしつつも、その男子の手に捕まられて、
私はこの男に誘われるまま、何処かへ連れていかれるのでした。
やがてある男子達愛用の場になってしまった、倉庫としてしか使われない
学園施設の一室へと来ます。
そして辺りを気にしつつ男は私を連れて、その部屋に入っていく。
「あん…あぁ…」
「!」
するとある別の少女の声が、部屋に響き踏み込んだ私の耳にも聞こえてきます、
それはとても悩ましい少女の喘ぎ声でした…
既に部屋には何人かの男子がいて、そして一人の少女を囲んでいたのです。
「よ!もう初めているぜ」
「あ、ずるいぞ!」
その先に居た女子生徒を見て、私の胸は激しく高鳴ってた…だって、
その人物って私の仲良しな友達だったから。
はぁ…今日はエリスちゃんと一緒に乱交か…
友達の名前は鳳仙エリス、フランス人とのハーフである美少女なの。
だけれどその美少女は、容姿に比例しない醜い男達に肉体を弄ばれている。
「あ~あん…奥にきてる…」
虚ろな瞳を大きく見開かせ、エリスちゃんは秘裂を大きく拡げながらに、
とても奥深くにまで男の肉棒を咥え込み、甲高く歓喜の含んだ喘ぎ声を漏らしていた。
「しかし…平気なのか?そのお腹で激しくしてさ」
「もう安定日らしいから平気じゃね?」
「まぁ、その前からガンガン使われてたしなエリスちゃんは」
「ははは、何を今更な話だな」
そして男の誰かが思い出したように、本来心配せねばならない事を言うの、
結局他の男子達同様に軽く流し、変わり果てたエリスちゃんを犯してゆく。
その明らかに孕んだお腹を晒す少女を、彼らは気遣う事なくいつものように、
ただ自分の快楽の為に嬲り続けていく。
もうエリスちゃんのお腹…だいぶ大きくなっちゃたな。
私は複雑そうな心境で、友達であり後輩のエリスちゃんを見つめてた。
もしも、こうなる前に…勇気を出して真実を打ち明けていれば、
もしかしたら最悪な事態は回避できたかもしれない。
それを思うと、あまりの申し訳なさに心を痛めちゃう、だけどもうそれは遅いよね。
だって今更に真実は告げれないもん…
実は身篭ったエリスちゃんは、自分が何処の誰かもしれない男子の子を妊娠してるとは気付いていないの。
とは言え、こんな制服着ていても目立つ腹部で孕んでる身を気付け無いわけではなくて、
エリスちゃんはきっと自分が心から愛した人の子供を孕んだと思っていたんだ。
エリスちゃん…本当に嬉しそうだったな、センセーと結ばれたって…
数カ月前の事を思い出しちゃう、あの偶然に見知らぬ男子に犯されていたエリスちゃんをみかけた事を。
そして知ってしまったの催眠という手法で、一部の女子達を性奴隷にしている連中の存在を…
でも友達を傷つけたくないと思って、真実を打ち明けるか悩んでる間に、
エリスちゃんは見知らぬ相手との子を身篭っていたの。
せめての幸運は後に偶然の出来事で、愛しい相手とも肉体関係を持って、
そっちで孕んだと思い込んだ事でした…例え色々とおかしくてもね。
「ほら!また注いであげるよ僕の精液を!うっ…!!」
「あ~~~~~っ!!入ってくる…熱い…」
「あはは!お腹の子が俺らのミルクに溺れなければいいけどな」
「女の子なら、そっちも孕みそうだよな」
勝手な事を口走りながらに、男達は選手交代と犯す場所を入れ代わり、
また彼らはエリスちゃんの事を犯し続けていく。
だけどそんな仕打ちを受けても、催眠効果でマトモな思考ができないらしいエリスちゃんには、
悲壮感は感じて無い、むしろあまりの快楽漬けに喜びすら感じているみたい。
そしてしばらく後に正気に戻った時のエリスちゃんは、
ただ激しく気持ち良い夢を見ていたというような感覚でしか、この事を覚えていなかったの。
「可愛いとはいえ、そんなお腹の女の子と犯って楽しいとは理解できないぜ」
「わかっちゃいないな~それがいいのにさ」
「へいへい、それじゃあノーマルは可奈ちゃんに相手してもらうよ」
…きたっ!?
私はついに自分の番かと、外見は平然を装いながらにも、内心はかなり動揺していくの。
「じゃ、いくよ~まずは濃厚なディープキスから」
だけども、こんなブサイクとだなんて!ついてないよ~
この男連中は対外が容姿が酷い連中なわけで、
中でもより酷い男が迫ってきたので私は心の中で悲観してたんだ。
そんな心情など知らず、欲望のままに男子は大きな顔を近づけていき、
ついには分厚い唇を小さな唇に押し当てゆくの。
「んっ!んん~~~~~~!!」
キス…されちゃってる、こんな男子と…んんん!
そして重ねるだけで満足せずに、強引に舌を捩込ませて、
同じく分厚くヌメッとした軟体で、口内を侵食していき内部を堪能されちゃってた。
うぇぇ~~~!?き、気持ち悪いの…きちゃった…
心で嫌悪感を感じながらに、口内を好きに掻き回され嬲られていく感触に耐えていく。
やがて息も満足に出来なくて呼吸困難に陥って、その身を痙攣しているように震わせていた。
「んふふ、キスだけでイっちゃたかな?」
その反応を自分の都合よく判断する男子は、唇を離すと今度は私の小柄な身体を、
地べたに横倒させて…そして制服のスカートを捲くるの。
「キツマンだから、じっくり解さなきゃね~~」
「ん…あんっ…」
晒された股間、そこを薄い布地で覆い隠す下着をもずり下ろし、
彼は太い指腹でその内にある秘裂部分を弄りだす。
「ひゃあっ!あんっ…あぁ」
「可愛い声だな~もっと聞かせてよ」
陰毛も前に剃られちゃって…無くなっちゃってるから、今じゃ明確に男の視線に晒される秘裂、
このうっすらと濡れて充血してるピンクの性器の柔らかく温かい感触を堪能するように、
男は指先を埋めるようにで弄り続けてました。
この激しい愛撫にもただ敏感に反応し、艶の篭った喘ぎ声を漏らしていきます。
小柄な身体を小まめに震えながらに、弄られ続ける秘裂の奥からは蜜をたっぷりと溢れさせていた。
あん…うぅ、屈辱だよ…相手がこんなのでも身体は反応しちゃうなんて…
感じる甘い快楽感に、悲しく悔しく思いながら、私はそれでも流れのまま男に身を任せていく。
やがて肉体はおろか、この頑なに抵抗する心さえも、快楽に屈服するのは時間の問題だったのだけれど…
今の私には当然に自覚は無かったんだ。
んっ…気持ちいいよぉ~悔しいけども、やっぱり感じちゃう!
「いい反応になってきたね~可奈ちゃん!可愛いよ~」
「あん…あ…あぁ、もう我慢できないよ…」
その陰部を弄られ続けた為かな、段々と胸の中である欲が疼いていく、
女性としての…卑しい本能の欲求が沸き上がっていたの。
「あんっ…おちんちん…欲しい」
あう…言っちゃた、こんなブサイクな男子としたくない筈なのに…
自分で口から漏れた言葉に、羞恥を感じてる私は、戸惑いながらも身体の姿勢を変えてゆく、
よりこの男性が犯せやすいようにと、自分から動き行っていた。
「う~ん仕方ないな~じゃあスジマンに入れちゃうよ」
「あ…うん」
ブヨブヨした醜悪な容姿の肉棒を取り出し、その先端で私の大事な場所…小さな秘裂を、
押し拡げてゆく…見掛けによらずにこの肉塊は硬くて、
凸凹した卑猥な形を私に内側から感じさせてゆくのでした。
「ああ~~~んん…あは…」
内部を太い異物に乱暴に擦らされて喘いじゃう、甲高く卑猥な響きの声で…
それはとっても重く刻んでいくような衝撃だったからなんだ。
「はぁはぁ~キツイなぁ~」
小さくて悪かったね───!でも…んっ!!
この時にはもう…この表情は演技じゃ無かったの、恍惚した表情で瞳を潤ませながらに、
甘い吐息を漏らす私は、心から快楽を感じ酔っていたの。
き、気持ちいいよ~!悔しいけど…こういう奴とするのが、とっても感じるのよね。
これまでの経験を踏まえ、私はどうも自分が最初に嫌悪感を抱く醜い男性程に、
自分を快楽の彼方に導いてくれるのを察していたんだ。
気持ち悪い筈なのに…どうしてなんだろ?
こうして戸惑う中でも、男は構わず激しく私の事を欲望のままに乱暴に犯し続けていく。
まるで中身を押し潰さんとするように、何度も肉塊を膣奥に叩き付けてきて、
このあんまり発達してないコンプレックスあったオッパイまでも、
その太い指先を食い込ませ好き勝手に揉みくちゃしていく。
「あはぁ~~~!いいよ…あん!!」
だけど…こんなにされてるのに、私の身体は激しい苦悶に感じる程の衝撃にも、
とても心地良く感じちゃって、卑猥に悶え反応していきます…
だってそこに苦痛の感情は無かったから、純粋に快感になっちゃって、
この卑しい快楽に浸ってしまっていたのでした。
おかしいな…私、もう催眠から開放されてるのに…
そう思って戸惑いながらも全身に駆ける快感に陶酔し、
理性は消え本能が開放されて、性的欲求を満たしていく。
何度も何度も…自分から腰を振って、狭い胎内で肉塊を貪り、
獣のように今はただ…貪欲に交わる喜びを感じてた。
「くっ…もう、イクよ!」
「あ!あぁ…あはぁぁ~~~~!!イっちゃぅぅ─────!!」

ドックゥゥゥ!!ドクドクゥゥゥ!!!

だからこそ男性は限界に導かれ、このまま問題無用とばかりに膣に射精をしてゆきます。
とっても凄い量を流し込んでいくの…とっても濃いのを。
「熱い!あぁ……」
また…赤ちゃんの素、膣内に出されちゃった…
お腹の奥深くにドロドロしたのが流し込まれていく感触を感じて、私も果てちゃった…
頭の中が弾けたように感じて、その余韻を楽しみながらに全身は痙攣を起こしていく。
「ん…」
そして満足した男は萎えた肉塊を取り出して、自分の出した粘液を溢れ出す様を見せます、
変わり果てた私の陰部をジッと眺めるのでした。
まだ戻りきらない拡がったままの秘裂からは、黄色っぽい白濁の粘液が零れてゆく…
よっぽど粘度が高いのかな、それはまるでゼリー状の固まりのようだったよ。
「おいおい、どのくらい溜めてたんだよ汚いな~!」
「後に入れる奴の事を考えろよ!」
「あはは、ごめんよ~~」
「たく仕方ないな~それじゃ俺はアナルをもらうぜ」
「じゃ俺は気にしないから、まんこをもらうぜ」
はぁ…今日は…何人とするのかな?
再び犯されるまで少しの休憩時間で、私は呆気ながらに思いに更けていた。
でも…それもすぐに意味が無くなる、また快楽の波に思考を奪われてしまうのだから…
私は、そしてエリスちゃんも、この後に続けて男子達の性処理道具として扱われていく。
本来なら女性として神聖な場所なのに、何度もまるで排泄されるかのように、
この人達によって気軽に子種を注がれてしまうのでした。
そして感じていくの…歪んだ快感を、卑しい喜びを、幾度も絶頂しながらに。


「ん…はぁ、うわ…今日もいっぱい出してくれたな~」
あれからどのくらい経ったのだろ?
狂宴が済み身体を解放されると、頃合いを見てトイレの個室に入り、
そのドロドロと溢れ出す陰部をトイレットペーパで拭き取っていきます、
だけども拭っても拭っても、絶えず溢れてきて、いつしか拭くのを諦めちゃった。
溜息を一つつくと、私は制服に忍ばせ持っていた、
最近欠かさず携帯し続けてる、ある薬を取り出して一気に飲み込むの…
それは避妊薬で、せめての私なりの抵抗手段でした。
「流石に妊娠は嫌だもんね」
色々理由を付け知り合いであり、作家である私の担当さんに入手してもらったの。
一人そんな安全策を講じて、まだ犠牲になり続けている友人に対して、
どこか申し訳なさも感じているけども、やっぱり出来る限り危険はなるべく回避したいからね。
そして私が個室から出てくると、偶然にも手洗いには二人の見知った顔がいたの。
「あ…美咲先輩と理事長代理?」
「んぷっ…はぁ…あら萩野さん、奇遇ですね」
撫子学園の理事長代理こと鷺ノ宮紗綾さんは、洗面台から顔をあげると、
美貌が目立つ表情が今は真っ青に青ざめていた。
「あの…理事長代理、大丈夫ですか?」
「ええ、少しマシになりました、ありがとうございます美咲さん」
横に居たのは美咲菫先輩です、彼女は苦しそうに吐き気に襲われた紗綾の背を摩っていたの。
「どうしちゃったの代理?」
「それが…突然に身体の具合が悪くなりまして…」
まだフラつきながらにも心配させないとの気遣いか、代理は二人に気丈にふるまってる。
もちろん痩せ我慢なのはバレバレなのだけど…。
「そうしたら偶然に出くわした美咲さんに介抱してもらっていたのですわ」
「びっくりしました…私も用いろうとして来たら、代理がフラフラしてましたから」
「そうなんだ~あれ、美咲先輩もなんだか顔色が悪いよね」
「実は私も体調を崩しまして…」
「これは学園に流行り病でもあるのかしらね」
詳しく聞けば、代理も先輩も最近になって互いに体調を崩したらしい、
吐き気に襲われたり熱っぽくなったりと大変みたいだけど…。
でも私は…その症状を聞いて、ある事に思い当たったの。
もしかして…二人とも…かつてエリスちゃんも同じだったし。
やがて先に代理は落ち着いたのか、仕事に戻ると言い先に出ていきます、
そしてトイレ内には私と先輩が残されました。
「病気ですか、私は多分…アレだと思いますがね」
えっ…ふと先輩を見ると、彼女は愛しそうに自分の腹部を摩っていました、
そんな妖艶な笑みさえ浮かばす先輩を見て、切なく思いながらに察します。
やっぱり…って、あのね…実は隣の一年年上の外見なら清楚で無垢な少女である美咲菫先輩が、
毎日のように自ら望んで男達に犯されている事を聞いていたの。
それも素の思考で望み楽しんでいるとか、もちろん元の先輩がそんな人では無いのは知っている、
だからこそ先輩の変貌も例の催眠によるのが原因だと気付いてる。
そしてきっと代理も…一部の男子達や裏ルートで紗綾理事長代理が小汚い浮浪者達に、
嬲られている映像が売られている事も知っていたよ。

この後…先輩とも別れ再び図書室に戻ると、さっそく自分のノートパソコンを早速に起動させていました、
そしてするのは小説の執筆の続きではなくて、ネタ帳と偽称したフォルダを開き、
催眠被害表というのを開きます…すると無数の撫子学園の女子生徒と、
次に女教師のデータファイルが画面に映り、私はキーボードを操作して、
その中から紗綾と菫と書かれているファイルのデータを開けます。
そして…一度深呼吸して、手遅れと記述に追加したの。
これは私が作成した撫子学園の催眠被害者の一覧表でした。
その被害者の数は撫子学園女生徒の一割には至り、そして手遅れと記入した数は少なくない。
この手遅れというのは、実は妊娠の兆候がある女性なんです。
だから私はこの名簿を見て切なく溜息をつく…ほとんどの彼女達は知らないの、
まだ自分が子を…見ず知らずの男子の子を孕まされている事に、
あるいは都合よく恋人の子だと思い込んでいる場合もある。
それは他の犠牲になってる女性らも同様でした、
彼女らは知らない…自分が心ない男の性処理道具にされている事に…
ただ私だけ偶然にも気付けたの。

催眠で身を汚させられた友人がいました、その経緯があり催眠小説を執筆しだしたのだけど、
その為にあるプロの催眠術師に取材していたのだけど。
その時に実際に催眠をかけてもらったの、しばらくしてから解いてもらったのだけど…すると同時に、
自分にかけられていた他の術まで解けちゃったみたいで、思い出しちゃったんだ。
私もエリスちゃん同様に催眠をかけられて、知らず知らず男達の性処理道具にされていた事を。
「ふぅ…あの時はショックだったな~」
私はその時の事を思い出し呟きます、その日からショックのあまりに学園を数日休んでいた程だったし…
でも…私は今も男子達の性処理道具として扱われている、それは何故かというと…

「だからこそ私が犯人を捕まえなきゃ!」

まだ私は催眠にかかっている立場を演じ、こっそりと探っていたのよ…この催眠事件の真相を。
全て知っている唯一の立場だからこそ、何度もまた身体を汚させられるのを覚悟で、
単身調査していたのでした、この学園の女性に次々と催眠の毒牙にかける黒幕を特定する為に…
その今までの苦労の結晶こそ、このノートパソコン内のデータだったんだ。
でもね…実のところ調査は暗礁にのっていたんだよ、
犠牲者と彼女らを犯す常連の男達の詳細は判明できたけど、
肝心の催眠をかけた犯人の手掛かりは全く掴めずにいたんだ。
「なんで…誰も知らないの?」
私自身の記憶も、催眠をかけられた時期は明確に思い出せずにいて、調査は全く進展できずにいた。
ただその間にも犠牲者だけが増えていく、私は溜息をもう一度つき、
更新が終わったパソコンの電源を切った。
もう…ただの犯され損なら、こんな事はもうやめようかな?
それはこれまで何度も考えた事だった、自分に何もできないなら犯されるだけ損なのだから…
すでに催眠から解き放たれているなら、一人逃れたらいいのだもん。
「でも私だけ逃げ出すなんて格好悪いよね」
だけど犠牲となった友達の事を思ったら、また少し頑張ってみる気になる。
それがまるで自分の使命だとでも思っているかのように…すると
「萩野ちゃん~」
「っ!?」
唐突にさっきとは違う男に声をかけられビクッと驚いちゃった、しかし次には…
またか…うわ、これはまた酷い相手だね~とほほ、
って感じで冷静に相手となる男子を評価していた、これはもはや慣れてしまってゆえの余裕かもしれない。
でも、以外とこういう人とする方が興奮するし、アレも大きいのよね…
「いいよ、行こうか一人?」
「そうだよ、えへへ…スク水でしようね」
もうどうせ汚させられるなら、徹底的に気持ち良くなって楽しまなきゃね。
ん…身体が熱くなってきてる?やだ…これは調査の一環なんだからね。
「ん?僕…あのキーワード言ったけ?まぁいっか」

この後に私は新たな肉欲を求める男に、そのまま犯されちゃった…
用意されたスクール水着に着替えさせられて、
また欲望のままに私の身体は男の肉棒を秘裂に咥え込まされていく。
やがて卑猥な音が静寂の室内に響く、歓喜の篭った可愛いらしい喘ぎ声と共に…
欲望を受け止める小柄の身は、自分自身からも動いて…
この愛の無い性行為にのめり込んでいっちゃうの。
「あん…気持ち良い…太いの擦れてる!!」
こうして今はただ全て忘れ快楽に夢中になっていたのでした。
実は私…第二の罠に捕われていたんだ、それに全く気付けずにいた…
あのね、催眠という第一の罠こそ偶然にも逃れる事ができたのだけど、
ここにはもう一つの罠が実は存在していたの。
それは快楽という罠…何度も性交し肉欲の虜になる事でした。
知らず知らずに性行為を行い、女として開発されながらに…
犠牲になった女らの深層心理は、淫らな己に…密に目覚めさせられていく。
例え催眠が解けても、身体に刻まれた経験は消えなくて、
一度また快楽行為に更ければ、たちまちに理性は崩壊し、彼女らは淫らな雌に変貌していく。
そう今の私のように…
「あん…可奈の中におもいっきり出していいからね~あはっ」
「えへへ…ロリまんこに孕む程に出してあげるよ!」
ドビュッ!一気に膣の一番奥にまで挿し込み、激しい射精を放っていく。
その衝撃に大きく身体を震わせ、絶頂しちゃってた…とても満足した微笑みをして果てながらに…

その後も私は、そんな日々を送っていたの、そして時間は経ち…
エリスちゃんとセンセーが結婚するとの話を聞いたのでした。


「あれから時間経ったけど、相変わらずに進展無しか…はぁ」
エリスと浩樹の結婚式で、あれからだいぶ時間が経ったにも関わらず、
今もって催眠事件に対して何の成果もあがらず、ただ肉欲に溺れただけな私…萩野可奈は、
申し訳なさそうに思いながら、深く溜息をついてました。
「萩野先輩、何か元気無いですね?」
すると場の主役というかヒロインである新婦であるエリスちゃんは、
そんな私の様子に気付き声をかけてきたの。
いつもなら無駄に騒がしくしてるからかな?この珍しい表情に驚きさえしてるみたい。
あらら、しまったな…と思いながらに、この偽りの幸せに満喫する少女に囁きます。
「エリスちゃん…エリスちゃんは幸せ?」
「ん?もちろん!大好きなお兄ちゃんの赤ちゃん産めて幸せだよ」
「そっか…」
「早く産まれないかな…女の子らしいのだけど…」
「エリスちゃん似ならいいね」
そうすれば、バレ難いだろうし…
私はただ表情は無邪気に、そして心では真剣に願ってました。
やがてエリスちゃんは他の友人のとこへ行き、私はまた一人になります…すると!
「うっ!」
急にお腹に痛みが走って、私はひっそりとうずくまったの、
そしと吐き気にも襲われる…え?これ…
な、何コレ?私どうしたの…食あたり?
あまりの異常に困惑する…だけれど、やがてある心当たりに気付いちゃったの、
でも…そんなの嘘!それは認めたくなかった…だって、薬だって…飲んでたのに…

実は…この時には全然知らなかったのだけど、私が飲んできた薬は、
望む物じゃなかったんだ!担当が、まさか私がこのような事に巻き込まれていると知らず、
きっと小説のネタに使う為に用いると考えて、よく似た安物のまるで避妊効果の無い、
そんな薬を私に渡していたのです…それを知るのは、もっと後…お腹が目立ってきてからでした。

その後、私は自分自身の手でパソコンの犠牲者一覧の自分項に手遅れと記入しました。
「……私も自分似だったらいいな」

【第八章…完】

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