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あぶない冬萌ちゃん11

季節は代わっていよいよ4年生の最後も近づいてきてました。
「うわっ、もう桜の蕾があるよ」
「本当だ、今年は咲くの早いのかな?」
少し暖かくなってきてる学校への道を拓海くんと一緒に歩いてたの、
もちろんランドセルを背負ってね、今日は体育もあるから体操服袋も持ってきてるよ。
「今日もマラソンか…辛いな~」
「でも冬萌ちゃん歩いてもいいって先生は言ってるよ」
「それはそれで注目されちゃうから嫌なの」
そうそう、最近体育じゃ色んな意味で目立ってる、ちょっと今は体が不自由になってたから。
で…その体育の時間前の着替えの時なんだけど、
いつもの体操服を着ようとしたら…んっ、うわぁ…また一段と出ちゃって隠れないよ。
「冬萌ちゃん、またお腹が広く出てるね」
「恥ずかしいよ、もぉ~」
体操服に隠れてくれないのは、ぷっくらとしたお腹でした。
ここだけ一段と大きく膨れてるから、まともなサイズじゃ隠れないんだ。
胸だってまた大きくなってきてるし、何だかもう自分の体じゃないみたい。
「う~恥ずかしいよぉ」
「確かに普通でも歩き難そうだしね、足元は見えてるの?」
「お腹が邪魔で見えないかな」
厄介なのが下が見えない事でした、
もしも何か落ちてたら転びやすいわけなんだ、
それに体が重いし…ふぅ、そんなわけだから今日の体育は…

「はぁはぁ…」
「大丈夫か西澤、無理をするんじゃないぞ」
「はい先生」
やっぱり断トツでビリだった、もう他の子はゴールに着いて休んでいるよ、
はぁ…結局最後まで走り切れずにリタイアしてもらっちゃったんだ。
あたしとしては最後まで走りたかったけど、
お医者さんにも運動はいいけれど無理はいけないと言われてました。
更には自分だけの体じゃないのだからねと釘をさされたし…

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あぶない冬萌ちゃん10

「え…今日まで居残りなんだ、夏休み前なのに散々だね」
「あはは…じゃ明日ね」
「うん明日」
終業式が終わって帰る間際に先生に呼び出されたから、
拓海くんとバイバイして一人で教室に残ってました、さて…着替えなきゃ。
しばらくすると職員室に戻ってた先生が、教室に帰ってきます、でね…
「はぁ…明日から学校休みだからな、しっかり抜かせてもらうぞ」
「あんっ…はぁ…先生…ん!あぁ!!」
もう誰もいない教室の中で、あたしは先生にオチンチンを入れてもらってたんだ、
しかも体操服を着てね、短パンは脱がず隙間の方からオチンチンを入れられ、
更には体操服越しに胸を撫でられ…乳首を摘まれてました。
「あ…あぁ…ん!!」
「いいぞ…ふっ、普段の体育は成績は良くないが、今は満点だぞ」
「深いよ…あぁん!!」
先生のオチンチンの先っぽが一番深いとこ当たっていく度に、
全身が喜んで悶えてちゃった、はぁ…イキそう。
中で先っぽに奥をグリグリされてるし、気持ちよさがたまらないんだ。
「先生…あ…あたし…先生のミルク…」
「あぁ!うぅっ…たっぷりと孕むくらいに飲ませてやるからな!!」

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あぶない冬萌ちゃん09

「ほら、朝からボーッとしないの」
「むにゃ…く─」
「はは、まだ夏休みじゃないぞ冬萌」
眠い…ちょっと昨日は色々あって疲れちゃったせいかな?
先生に居残りさせられて、帰り道に公園であのおじさんに会ったし…
まだ眠気が抜けない頭のまま、あたしはパンに噛りつき、
ムシャムシャって食べてたんだ…茹でたキャベツと半熟ゆで卵もね。
家族で朝食を済ませたら、あたしは拓海くんと遊びに出かけました~
今日は土曜休みなんだから楽しまなきゃ!

「……ねぇ、もっと面白いところに行こうよ」
「駄目だよ、町の歴史ある建築物を調べる宿題なんだから」
「どこも似たような場所なのに~」
訂正、遊びじゃなくて社会の宿題をしに出かけてたの、
あたし達が住んでいる町にある古い建物とかを調べる宿題なんだ。
だからお寺とか神社とか巡ってたわけだけども、
どこも似たような感じだから三箇所目くらいから飽きてきちゃった。
だって…調べる為に住職さんや近所のお爺ちゃんとか、
お婆ちゃんとかに話しを聞いてたのだけど話が長くて難しいのだもん、
拓海くんは必死にメモしてたっけ、あたしはちんぷんかんぷんだったけど。
「じゃ次に行こうか」
「まだ行くんだ…」
うんざりしつつも移動手段に使ってた自転車に跨がるあたし…すると。
「ねぇ…あなた」
「ん?あたし?」
突然に誰かに呼び止められちゃったんだ、
振り返ると綺麗で可愛いらしい巫女装束のお姉さんが居ました。
さっき訪れたお寺の人かな?こっちに近づいてくるけど?
「その指輪…どうしたの?」

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あぶない冬萌ちゃん08

「見て、冬萌ちゃん!犬だよ~」
「うわぁ、本当だ~可愛いなぁ」
学校からの帰りしに、散歩中の一匹の犬と出会いました。
大きな犬であまり見ない珍しい種類のだったから、拓海くんと一緒に駆け寄ってみたの。
飼い主のおじさんは、どうぞどうぞと優しく見せてくれて、
触っても大丈夫だよって言ってくれたんだ~茶色くて綺麗な柔らかい毛並みだなぁ。
「綺麗好きだからね、散歩の後はいつも身体を洗ってやってるんだよ」
「へぇ~綺麗好きなワンちゃんなんだね」
「うん、触っても嫌がらないし、大人しいんですね」
うん、本当に大人しい犬でね、頭を撫でてあげても大きな声で吼えないし、
どこか人懐っこくて、可愛かったんだ~あたしもこんな犬が飼いたいな~
あたしが買うなら小型犬かな?でもお母さんがペットを飼うの許してくれるかな?
「引っ越してきたばかりでね、これからもちょくちょく出会うかもね」
「あの~またワンちゃんを見せてもらっていいですか?」
「ああ、もちろん」
そしてあたし達は、その飼い主さんとワンちゃんとバイバイしたんだ、でも犬か…いいなぁ~
すっかり犬が欲しくなっちゃった単純なあたしでした。

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歪んだ幸せ

あたし桜井陽子、今年四年生になった女の子!
だけど休み時間の今なんて、男子と混ざってサッカーをやってたんだ、
ほら行くよ~えいっ!ゴ─────ル!!!
「うわっ!ちくしょー!!また桜井にやられたかよ!」
「へへ~んだ!!」
相手チームの男子は悔しそうな顔してたよ、まぁざっとこんなもんか。
ちなみに一人女子が混ざってる事に対して、周りは全然に浮いてなかったんだ、
だってさ…あたしってあんまり女の子ぽい格好してないんだ。
スカートじゃなくてズボンだし、それに胸だって無いしね…おしゃれだってしてないかな。
あんまり容姿にこだわりが無い性分でね、休み時間に遊んで泥んこかぶっても気にしないし。
だから他の学校の子達とサッカーの試合しても、全然に気付かれなかったりする、
それはそれでショックかもしれないけど、まぁ今は体を動かす事が大好きだから、
男の子達と混ざってスポーツできるのは嬉しいよ。
「なぁ放課後にみんなで集まってサッカーするんだけどさ、桜井も来ないか?」
「いいの!あ…でもゴメン、塾の日だから…」
「そっか、桜井が居たら無敵だったのにな…まぁいいか、じゃあ明日な!」
「うん!」
でも最近は塾に行かされてるから放課後にみんなと遊べないのが残念なんだ。
お母さんがいつの間にか塾を申し込んでて、仕方なく学校が終わったら駅に向かって、
電車で塾通いをしるようになってた…塾で勉強するくらいならサッカーとかしたいのにな。
とはいえあたしって勉強できる方じゃないから、
塾なんかに行かなくても平気だって言えないし…はぁ~。
溜息を一つついて空を見上げると、少し曇ってきたように見えてた…もしかしたら降るかな?

その予想は当たってた、塾で授業を受けてるとポツポツと降りだしていたし、
そんな日の帰りし…あたしは出会っちゃったんだ、あの人に…

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