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俺の知らない奴隷な彼女 10

『27日目』

私は今日、今まで行った事のない場所へと、足を運ばせてました。
「やぁ、こっちだよ!こっち!」
「あ!先輩…はい!」
目立つ場所で先輩と待ち合わせて、彼の姿を見つけるなり、
慣れた足取りで進む彼に付いていくの、そう…先輩の自宅にね。
この時の私はかなり緊張してました、だって男の人の家なんて入るのは、
ヒロちゃんは別として久しぶりだったもん、そしてやがて着いた彼の家は普通の建物でした、
山側の住宅地に建っていて、ずいぶんと落ち着いてる場所かな?
そして中へと招かれたのだけども、う~ん…玄関も中も綺麗だな~
なんて思っていると、奥からちょっと歳をとった女の人が出てきます。
「い、いらっしゃい…あのひろちゃん、そちらがお客様?」
ひろちゃんと聞いてドキッとなる、でもあっちのヒロちゃんの事じゃ当然に無いわけで、
どうやら先輩の家での呼び名だったみたいです。
先輩の名前って弘海だったよね…あっ、そっか…先輩もヒロちゃんだったんだ。
「紹介するよ、こっちの人は僕のお母さん」
そうなんだ…どこか優しそうな人みたい、でも何だかビックリしてるみたいだけど?
「こっちは僕の恋人の澪ちゃんなんだ」
「あの…立川澪と言います」
「あ、あらあら可愛い子ね」

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俺の知らない奴隷な彼女 09

『22日目』

ピピピピピピ~~~~♪

ん~~!目覚し時計が鳴ったから、ベッドの上で起き上がる…
ん、気持ちいい朝…
何だかよく寝た気分だな…あ、そこで気付いたの、
先週よりも遅めに起きてしまってた事に。
そっか…今日から朝はできないのだっけ、だから久々に普段通りの時間に起きたの。
でも…そう思うと何か切ないかも、何だか刺激が足りなくて。
「んっ…」
だからかなアソコが酷く呟いてるようでした、というわけでベッドの中に潜り込み
私は毎朝恒例になってる一人エッチを始めます。
昨晩も慰めてくれた前と後ろ用のバイブを隠し場所から取り出して、
すでにぐっしょりとなった膣の中へと押し込み入れていく、
そしてスイッチを入れて動かせるの…ん、中で振動してきて気持ちいい…
その快楽を感じつつ、今度は胸の乳首を中心に弄ってく、
付けっ放しだったクリップを引っ張り、苛めるように刺激を与えます。
「ん…あんっ…うふぅ!!」
シーツがグッシャグッシャになって、その中で淫らに体を蠢きさせ、
ただ淫らに喘ぐ私…もうちょっと激しくしたいけど…

バタンッ!

「起きなさ~い、朝食が冷めちゃうわよ?」
「!!?お、お母さん…わ、わかった…すぐイクね」
「あらら、もうすっかり起きてるじゃないの~早くしなさいよ」

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俺の知らない奴隷な彼女 08

『20日目』

私はその休みの日、本来なら昼まで寝てるところだけども、
わざわざ平日の夜みたいに早めに寝て朝早くに起き上がっていた、
そして寝起きの散歩だと似合ってもいない健康的な理由を告げて、
軽装で家を飛び出して、ある場所に向かってたのよ。
ん~もしかしたら今日もかな…と期待してドキドキさせながらにね、
やがて辿り着いたのは学校近くの公園にあるトイレだった、
その中へとゆっくりと足を運び、やはり今日も閉じていた個室の横へと向かいます。
「あ…あぁん!」
(うわっ!今日もやってる!)
トイレ中に女性のどこか可愛らしく悩ましい甲高い喘ぎ声が響き渡る、
それを聞いた私の心臓の音は早く…そして大きく鳴っていたわ。
なんてやらしい色っぽい声なの…こんな声をこんな場所で出せるなんて、
ちょっと同じ女性としては憧れるくらいに思えるわね。
私も同級生じゃ大人びた子なんて言われてるけど、これには負けるもの。
そして横の横の個室に入ろうとしたのだけど、
そこで更に驚く事を見付けてしまったのよ、
実は薄っすらと横の個室のドアが少し開いてた…ど、どうしよう?
より心臓の音を大きくさせていく私の胸、これって罠じゃない?
でも…やがて好奇心に負けて私は、自分の目をそこへ近づけていく…すると!
(!?う、うそ…何をやってるの!?)

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俺の知らない奴隷な彼女 07

『17日目』

PoPiPiPiPi~~~♪

「んっ、ん~~~~っ!!!」
目覚ましを止めて私は起き上がります、でもあれ?
いつの間に寝たんだろう…チラッと自分の机の上を見ると、
そこには勉強の跡が…そうだった、確か昨夜に勉強してたのだけど、
なんだか体が切なくなって…ベッドの上で一人エッチに更けてたの。
だけどどうやらそのまま寝ちゃったみたい、よく見れば裸のまま首輪してるし、
自分の周りにはローターとバイブが散らかってるし…あれ?
「んっ…あぁ…」
なんだろう…気持ちいい、こうして少し動くとお尻から甘美な感覚が…あ!

クチュッ…

あった…これを挿したまま寝てたの、あたし!
実はお尻の穴に刺さってたのがあったの、それはアナルパールという道具、
先輩にもらったお尻に入れて気持ちよくなる為の物でした。
「んっ…」

クッチュッジュブゥゥ…

「あっはぁぁ~!!」

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朝のベランダで

「おっはよ~みんな!」
「チュンチュン!」
あたしは今日も凄く早起きしベランダに出て、
近くの電線に留まってる雀達に挨拶をしてました。
あたしの家は7階建てマンションの三階でね、
ちょうどベランダ出て直ぐ近くに電線が見えてたの。
だから朝になると、いっぱいの雀達が集まっています。
そしてあたしが朝一番にする事…それは鳥餌を持ってきて、
この子達への餌やりでした。
これは本当は一年前までは祖母の日課でした、
祖母は相当の鳥好きでね、周囲に糞害あるからとかで非難されても、
毎日のように近くの鳥に餌を与えていました。
だからすっかりお父さん達は呆れて放っていてね…ついに何も言わなくなっちゃた、
お婆ちゃん子だったあたしは、その様子をずっと見てたの。
だけど…祖母は一年前に他界しちゃって、今はあたしが引き継いでいました。
だって大好きなお婆ちゃんとの思い出だから続けたいし…
こうして雀達に餌をあげてると懐かしい気分になってた。

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俺の知らない奴隷な彼女 06

『15日目』

朝起きて朝食を食べると、洗面所でいつものように、私は鏡の前で髪を整えて、
学校指定の制服を着た身なりをチェックしてたの。
でも、あまり意味無いかも…だって結局はすぐに綺麗じゃなくなってしまうのだもの。
だから手早くすませるようになった私です、むしろ後で身なりを整える用意をしなきゃね。
「なんだか、また早くに登校するのね?」
「うん、ちょっと用があって」
バタバタと登校準備を済ませてると、お母さんが声をかけてきます。
やっぱり部活にも入ってない私が、こんな朝早くに登校するのは変だと思ったのかも。
「まぁ、いいけど~ふふ、遅刻ギリギリで登校されるよりはいいわね」
お母さんが結構大らかな性格で助かったかも、鋭かったら…結構マズイ事になると思うから。
そして私は学校…じゃなくて例の場所へと足早く向かいました。
「おっと、忘れ物忘れ物~」
歩きながらに学生鞄に忍ばせてたある物を取り出して、それを昨晩に自分でしたように付けます。
この先輩が買ってくれた赤い首輪を…奴隷の証を付けたの。

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俺の知らない奴隷な彼女 05

『13日目』

はぁ…今週は凄かったな、今思い出しても顔が熱くなっちゃう。
だって…昨日まで、このお腹は少し不自然に膨らんでいたわけだし、
そう…精液を胎内に注ぎ入れられるだけ入れてたの、
まるでタンクにでもされたように扱われてね。
しかもアソコに栓までしてだよ、危険日の時なのにされちゃったわけだもん。
「んっ…あっ…できちゃったかな?」
そんな風にされたから、赤ちゃん出来ちゃったかもて考えちゃう…
そう思うと何だかやっぱり怖い、だってまだ私は学生なんだから。
エッチしてる時は、気持ち良すぎて…それでもいいかもなんて思っていたけども、
こうして冷静に考え直すと、今更にトンデモない事をしてるって理解してくるの。
それに私…先輩の恋人じゃなくて、一応はヒロちゃんの恋人なのに…
あれ?それなら先輩と私ってどんな関係なんだろ?
あの人は…最初は恋愛相談の相手だったけど、今は…私をどんどんエッチにしてくれる人…
現に全身をエッチな刺激に過敏にして、その虜にされてしまった…
今みたいに激しい一人エッチをするように変えたの。

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俺の知らない奴隷な彼女 04

『8日目』

「やっほ~澪、昨日はお楽しみでしたかな~」
登校すると早速に友達の遥ちゃんが声をかけてきた、
どうやら昨日のヒロちゃんとのデートの事が聞きたいみたい。
「あはは…まぁ、一応ね」
「ん~何だか歯切れ悪いな~そういえば今回はどうよ」
今回?私は思わず首を傾げるけども、すぐにキス未遂の事を思い出した。
「あっちも、いつも通りかな」
「あちゃぁ~!またか!」
オーバーなリアクションで、やっぱりねとばかりに遥ちゃんは何度も頷いてたよ。
「ん~これはいよいよ、澪よりも彼氏さんの度胸の問題ね」
「そうだと私も思うかも」
苦笑しながらに、私もやっぱりそうなるよね~と思ってた。
あの人ならすんなりキスしてくれるのにね…
「いっそ、別の男子と付き合って、それを見せ付けてあげたら?きっと焦るよ」
「え!?」
「でも、澪じゃ無理かな~そんな遊びでも、彼氏を裏切るような事はね」

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俺の知らない奴隷な彼女 03

「ねぇねぇ本当に、この中に赤ちゃん居るの!?」
「そうよ澪ちゃん、ほら…触ってみて」
「本当だ、何か動いてる!」
これは、いつの頃だっけ…そうだ小学生の時だ!
澪は産休でしばらく休む事になる担任の先生の
大きくなったお腹を触らせてもらっていたんだ。
「ねぇ、ヒロちゃんも触ってみてよ!」
「お、俺はいいよ~!」
「うふふ…恥ずかしがらなくてもいいのにね」
「赤ちゃん聞こえてるのかな?私達の声も」
「さぁ、どうかしらね~」
澪はすっかり先生のお腹に居る子供に夢中だった。
お陰で帰るときも、ずっとその話だったんだ。
「私も、いつかあんな風にお腹を大きくするのかな?」
「さ、さぁ…ま~大人になったらな」
こういう話は男にはとっても恥ずかしく辛い、
少なくても俺はすっかり顔を熱くし真っ赤にしてたんだ。
でも澪はかまう事無く話を続けていく…たく羞恥心が無いのかこいつ。
「あ~いうのを生命の神秘っていうんだよね、愛し合う二人の結晶ってね」
「そ、そうだな」
「じゃあ…私にはヒロちゃんとの結晶が、お腹に出来ちゃうのかな?」

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俺の知らない奴隷な彼女 02

ずっと…あの子の事が大好きだった、幼稚園や、小学生の時も…ずっとずっと!

「ねぇ、ヒロちゃん…それ嘘じゃないよね?」
「ほ、本気だよ!もうただの幼馴染じゃ嫌なんだ…」

だからその日…俺は隣に住む幼馴染の女の子に告白したんだ。
「……」
それを聞かされ無言で涙ぐむ幼馴染…不安が心を覆っていく。
「だ、駄目かな?」
「ううん…嬉し過ぎて、だって私も…好きだったから」
「え!」
だけどそれは一瞬で消え去った!
「幼馴染の友達として以上に…ヒロちゃんの事が好き…大好きだったの」
「じゃあ!」
「なろう!恋人に…ね」

結果、俺達はただの幼馴染から念願の、恋人という関係にステップアップしたのだった。

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俺の知らない奴隷な彼女 01

『プロローグ』

「あはははは!!」
「もう笑いすぎだよヒロくん!もう…頭くるんだから!期待してたのに~!」
「だってしょうがないじゃないか、身長制限1m40cmなんだしさ」
「む~~!!!」
それはいつものデート帰り、俺は幼馴染兼恋人である澪と並びながらに、
今日一日の事を楽しく語り合っていた。
「でもでも、悔しいなぁ~やっぱり、これでも去年よりも背が伸びた筈なのに!」
「1cmだけな、あ~ぁ…この調子じゃ身長制限をクリアーするのはいつになるやら」
澪は同年代でも一段と…いや二段とくらいかな?それくらい背が低い女の子で、
そのせいで進学してからも、遊園地での絶叫系にあるような身長制限ではよく引っかかり、
一部のアトラクションには乗れてなかったんだ。
これをかなり気にしてるようで…今日も、よほど悔しかったのか、
さっきから愚痴ってばっかりである、まぁいつもの事だからと俺としては気にはならないが。
むしろその可愛らしく思ってたよ、ほら…このほっぺを膨らます仕草とかに、
こっちの心はドキドキし…ときめいてた程だった。
やっぱり可愛いよな、こいつ…
「ヒロちゃん…」
「ん?」
「そんなにジッと見られたら恥ずかしいよぉ~」
俺の視線に気付いたらしく、澪は恥ずかしくなったらしくポッと赤面してしまう。
不味いと視線を外す俺だが、もう時すでに遅く微妙な空気が俺達を覆ってたんだ。

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スネークトラブル

ピンチです…私、凄くピンチに陥ってます。
「だ、駄目よ…入ってきちゃ…あんっ!」
少し前から自分のベットの上で激しく悶え続けてる私、
何でこんな寝巻を乱れさせ、やらしく暴れてるかというと、
実は…このお腹の中に大きな巨体が入り込み、
それが思いっきり暴れているからなんですよ!
「やだ…あんっ!そんなに暴れたら壊れちゃう!あぁ~~~!!」
下半身の中をウネウネと動きまわって、敏感な場所を這い進み…
やだっ!お、奥に頭をゴツゴツとぶつけてる!
ええ~~ん…本当に、どうにかなっちゃいそう!
失神してしまうかも…それくらい激しい感覚でした。
「やん…これ以上は私………ひぃ!あぁ~~~~~んっ!!」

そして遂には…イっちゃった、 全身を震わせエッチにイっちゃったの、
だけど中の巨体の動きは納まりません、まだ執拗に責めてくるの!
「やめ…お願いだからやめて…シロ…ふわつ!」
シロはまるで返事を返すように、自分の長い舌で奥を舐めてきました。

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汚された思い出

それは文化祭の後片付けしてた時…
「あんっ…こんなとこで駄目、人来ちゃうよ」
「大丈夫、みんな買出しとかで、しばらくなら平気だから…それに」
優しい手が私の顔に触れられて…そして彼の目はジッと私の全身を見渡すの。
「こんな可愛いウェイトレス姿の美夏なんて、滅多にあるものじゃないんだからな」
クラスの出し物だった喫茶店の為にクラスメイトの子達で、
メイド風ウェイトレスの服装を作ったのだけど、今の私はそれを着ていました、
確かにこんな可愛いの普通は着ないもんね。
「もう文化祭も終わったし、少しくらい汚してシワになってもいいだろ?」
「も、もう…」
仕方ないなとばかりに結局、私は彼の望むままにされる事にしたの。
まずは、承諾の軽いキス…
「ん…」
唇を重ねて、互いの柔らかく温かな感触を堪能していく…
そして口を少し開けて更に深く重ねていくの、
今度は唾液を含めて舌を絡ませあいました。
んっ…ぴちゃぴちゃって口の中でやらしい響きが聞こえてくる…
「んっ…はぁ…」
段々と行為に夢中になってきちゃう…それ程に激しいキス、
おかげで満足に呼吸ができなかったから、
口が離れると同時に深く息を吸って呼吸を整えます。
そして次は彼は…私の胸元を開かせ、この胸を晒すの…
ポロッって小ぶりのおっぱいが出てきました、や…こんな格好は恥ずかしいよ。
だから顔が熱い…なのに彼は更に熱くさせようとするのか、
その出てきたおっぱいを優しい手つきで触れてきて…
次に乳房に指が食い込ませて形が歪むほどに揉むの、あ…感じる。

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結末

「お兄ちゃん、おトイレ~一緒に付いてきてよ~」
「しょうがないな~、じゃあお兄ちゃんが一緒に行ってあげるからね」

俺は妹が好きだ…

「ねぇねぇ…一緒に寝てもいい?怖いの…」
「ああ、一緒に寝よう!」

溺愛してると言ってもいい。

「お兄ちゃんの体…温かいね」
「奈々のだって…温かいさ」

そう…この年の離れた血の分けた実の妹を俺は…

「なぁ…奈々、お兄ちゃんの事が好きか?」
「?うん、大好きだよ」
「じゃあ…いいよな」

妹ではなく、一人の女として…

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獣に恋して2

私は隣の家の玄関前でウロウロしてました、
この目と鼻の先にあるチャイムのボタンを押すのにどうしても躊躇してたの、
だって恥ずかしいから…いくらいつでも声をかけてねって言われてても、
やっぱりそんなのを頼み込む事を言うに言えないもん。
だけど…もう限界でした、たった一日だけしなかっただけなのに、
もう体はウズウズが止まらなくて、しつこく要求してきてるの。
このままじゃ辛いよ…それに健ちゃんが遊びに行った今がチャンスなのだもん。
結局はしばらくうんうんと悩みつつも、ようやく震える指先を伸ばし、
頭上の呼び出しボタンを押したのでした。

ピンポ──────ン!

「あら、いらっしゃい由紀ちゃん、待ってたわよ」
すると直ぐに玄関に駆けつけてきた健ちゃんのお母さんが、
満面の微笑を浮かべ出てきました。
なんだかそろそろ私が来る事を知ってたみたいに感じます…
やっぱりねって表情をしてるもん。
「あの…お邪魔します、えっと健ちゃんのお母さん」
「ふふ、美代子でいいわよ、名前で呼んでね」
健ちゃんのお母さん…美代子さんは片目をウィンクして、私を家の中に招きます、
すると家の奥から走って迫ってくる大きな影が!

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獣に恋して1

「由紀ちゃん、じゃあジョンの事を頼むね」
「うん、家族旅行を楽しんで行ってね健ちゃん」
お隣の幼馴染でもある健ちゃんの家が、夏期休暇を利用して家族旅行に行くので、
私の家に彼が飼ってる愛犬を預かる事になったの。
「ワンワン!」
「じゃあ、良い子で由紀ちゃんの言う事をよく聞くんだぞジョン」
そして健ちゃんは愛犬によく言い聞かせて、両親と一緒に出かけました。

「これからよろしくねジョン」
「ワゥ~ン!」
このジョンとは私も仲が良くて懐かれててました、健ちゃんの家に遊びに行ったら、
いつも元気よく足元に飛びついてきて、尻尾を振って腰を動かしてたんだよ。
ちなみにジョンは室内犬として育てられています、だから私の家でも室内に上げる事にしました、
お母さんはそれに反対してたけど…普段は私の部屋の中で飼うのを条件に許してもらったの。
「じゃあ、私の部屋に行こうか」
「ワン!」
飼い主を見送ってから、自分の部屋にジョンを連れていきます、
ジョンは大型犬で力も強いけど、懐いてる私の言葉のままに素直に着いてきてくれてね、
何も問題なく部屋に招く事ができました。
この子はトイレも躾けられているから、糞の心配もいらないし…えへへ、
念願だったペットとの同居生活をしばらく楽しめる事になって、
何だかすっかり私はウキウキ気分だったの。
本当は私もペットを飼いたいけど、お母さんが反対しちゃってて健ちゃんが羨ましかったんだ。

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幸せな家族

『わたしの将来の夢は、素敵なお嫁さんになって世界で一番の幸せな大家族をもつ事です!』
これはまだ小さい頃に、学校で将来の夢について書いた作文の一文です。
それから時間は流れ…今は、その時に願ったような素敵なお嫁さんになり、
一軒家の我が家を持つ家庭を築いていたのです。
「おはよう、明美」
「おはようございます、啓二さん」
私の名前は三陸明美、専業主婦をしています。
そしてただ今キッチンに入ってきたのが私の夫、三陸啓二さんです。
厳格そうなこの夫は、大学で講師を勤めてまして、結構偉い立場なんですよ。
「おはよう、お母さん」
「おはよう智美、あら和美はまだ寝てるの?」
「うん、そうみたい…起こしてこようか?」
「そうね、もう少しで朝食ができるしお願いするわね」
やがて長女の智美は凄く眠そうな顔をしている次女の和美を起こし連れてきました。
「ふに~おはよう~ママ」
「うふふ、おはよう和美…さぁ早く顔を洗ってきなさいね」
「はぁ~い」
こうして今朝も我が家は、朝から一家4人揃って朝食をとるのでした。
朝食が終わると夫は出勤の用意、長女と次女は通学の用意を始めます。
智美は少し離れた中高一貫の学園に電車で通っているのですが、
あの子ったら大人しいから友達がちゃんと出来ているか、ちょっと不安だわ。
そして和美はというと近所の小学校に通っているの、
ランドセル背負ってまだ眠たそうな顔しつつ、
それでも元気よく智美と途中まで今日も一緒に学校に向かうのでした。
「いってきま~す!」

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奪われて奪う者へ

「じゃ、まったな~帰ろうか留美ちゃん」
「うん!」
塾が終わると、すっかり日が暮れて辺りは真っ暗な時間になってた、
僕は自分の家よりも先に、この一緒に歩いてる女の子を家まで送ってたんだ。
こんな時間だし女の子の一人歩きは怖いもんな、
それに何と言っても僕…獅堂春樹は、同い年の女の子…椿留美ちゃんと
付き合っている関係なんだから、しっかり守ってやらないと。

僕達が出会ったのは三年のクラス替えの時でした、
その時は普通に可愛い女の子だな~なんて感じしか思ってなかったのだけども、
でも四年の頃になってかな、机の中に彼女からの一通の手紙が入ってて、
実はそれは…ラブレターだったんだ。
それを読んだら胸がどうしょうもなく熱くなってドキドキしてきて…
それからずっと彼女の事が頭から離れなくなっていた。
だから返事は当然OKなわけで…
僕らは今日のこの日まで、ずっとクラスのみんなには隠れて付き合いだしたんだよ、
他の連中に知られたら冷やかしをうけるのは目に見えてるもんな。
「留美ちゃん、公園を通って行こうか?」
「えっ!で、でも遅くなって公園の中に入るのは、いけないってお母さんが言ってたよ」
「僕が付いてるから大丈夫だよ」
留美ちゃんの家の近くには、かなり大きめの公園がありました、
その薄暗い中に入っていく僕達…暗いけど割と人が居るみたいだ、
これくらい人が居るなら危険は少ないと思うけどもな…

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無力という罪

「ほら、何やってんの!試合が終わっちゃうじゃない!」
「はぁはぁ、まだ大丈夫だって…始まったばかりだよ」
まったく、俺…何やってんだ?
今日は休日だというのに、こんなに暑い日に学校まで走らされてるなんて~
汗だくになって学校に着いたら着くで、もうすでに物凄く人が集まってるように見える、
グラウンドへと走らされていたんだ…くぅぅ休みてぇぇ!!
「何を言ってるの!先輩の活躍を見逃したらどうするの!」
この目の前を先に走る彼女の付き添いで正直俺の方は全く興味が無いというのに、
ただ幼馴染なんだからというだけで付き合わされ、
無理矢理に叩き起こされて、ここまで引っ張ってこられたわけさ。

「キャァァァァ────────!!!」

突然に黄色い歓声が学校周辺にまで響く程に上がった、
見ればグラウンドに居る大半の女性陣が、中央へと大きく手を振って浮かれてるじゃないか。
「ウソッ!先に行くわよ駿!」
「あっ、待てよ真由美!!」
だが俺よりも遥かに足の速い彼女は、その人の集まりの中に強引に突入していき、
人壁に囲まれ行われてるサッカーの試合を、無理矢理に前の方で見るのだった。
あの…お目当ての男の活躍を見る為だけにな。
「きゃぁぁぁ~~!!!飛鳥先輩!!」
「三点目よ!!」
どうやらこの黄色い歓声は、たった今ハットトリックを決めた我が校のサッカー部部長で、
学校の女子の中で一番人気の男である、飛鳥先輩へと送られた歓声だったようだ。
この運動神経抜群で学力もある先輩は、彼女達の憧れの的だったわけだ。
しかも意外と男連中にもウケがいいらしい…

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偽りに堕ちて

その彼女との出会いは、ちょっとした怪我が原因で入院した時だった、
既に消灯の時間は過ぎてる夜中に、ついつい目が覚めてしまい、
もう一度寝ようとする前にトイレに行っとくかと病室を抜け出し、
病院の廊下を歩いてたんだ、その時だ…目の前に窓からの月の光を浴びた、
どこか神秘的な雰囲気を持った少女の姿を見つけたんだ。
「あっ…えっと看護婦さん?ごめんなさい、すぐに病室に戻るから」
彼女は僕に気付くと急に謝りだした、だけどおかしい…。
「いや、僕…看護婦さんじゃないんだけど」
そうだよ、いくら暗い中とはいっても、看護婦に間違われるなんてありえない。
でもそれは仕方無かったんだ、その後に僕の彼女となるこの少女…『月宮このか』、
彼女は盲目だったのだから。

あの初めの出会い以降、僕達はよく会って話をしていた、最初はお互いに遠慮しあって
長いこと会話が弾まなかったけど、いつしか慣れてきて色々とお互いの事を口にしていた。
「小さい頃に事故で失明してから、この病院から出た事がないんだ私…出たいとも思わないの怖いから」
彼女はそんな事も言っていた、本当なら学校生活を楽しむ歳なのに、幼少の時からこの病院内で、
目が見えない児童用の通信教育を受けながら過ごしていたらしい。
親が過保護なとこもあるらしいが、彼女自身が臆病だったからかもしれない…でも僕は責めれないな。
今まで暗闇の世界で生きてきた彼女の辛さなんか、光が見えてる僕がわかる筈が無いのだから。
「でも…幸運だったかも、君と会えて…友達なんて一人も居なかったし」
彼女は寂しそうな表情で言葉を続ける。
「私…ここから出られるのかな、いつか病院の外に出られたらいいんだけど」
その心の願望を口にする…そんな彼女に僕は…
「いつか…」
「え?」
「いつかこのかを…僕が外に出してあげるよ…」

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すれ違い

「青ちゃん、ほらっ…もう君のここは、こんなに溢れてるよ」
「あ…あぁ…宏お兄ちゃん…あんっ!」

これは…夢だ…

「じゃ入れるよ、ほら…青ちゃんのおまんこに僕のおちんちんが入ってくよ~」
「あっ…あぁん…入ってきてるよぉ…あぁ!!」

夢じゃなきゃ、そうじゃなきゃ青が…俺の幼馴染が、
こんなにやらしい声を出すわけないじゃないか!

「あぁ~いい締まりだ、青ちゃんのここ…僕のを搾ってくるよ~」
「はぁ…あぁ…お兄ちゃん…あぁ!!そこ…あんっ!」

しかもあの兄に…こんな声を出させるわけが無いんだ。

「はぁ…あぁ…出すよ、青ちゃん…」
「あっ…駄目、中は…今日は…その危ない…んっ!」

きっとこれはあれだ、昨日遅くまで友達から借りたエロゲーを…
しかも寝取られなんていう衝撃的なジャンルのをしてたせいだろう。

「あ…熱い…お兄ちゃん、中で出してる…まだこんなに」
「ごめんよ、とっても気持ちよかったからさ」

だからこんな変な夢を見てるんだ、そうでもなければこんな事があるわけない。

「もしもの時は責任とるからさ、だからさ…」
「うん…約束だからね、宏お兄ちゃん」

俺の恋人が、あの兄としてるなんて事、あるわけないんだよ…絶対!

「じゃ、続きするよ~へへ、もう一回も二回も同じだからね、遠慮なく今度も!」
「あぁんっ~!そんなの…あぁ…馬鹿ぁ!!」

そう俺は悪夢を見ていたのだった。

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砕かれた宝物

「ねぇねぇ、早く泳ごうよ!」
「わぁ~、待ってよ まぁちゃん!」
僕…安藤真二は、幼馴染である二年下の女の子の宮沢麻衣ちゃんと夏休みを利用して海に来てました。
海岸に着くなり、麻衣ちゃんこと まぁちゃんは、一人先走って海に飛び込もうとしてたんだ。
「こらこら、子供らだけで遠くへ行くなよ~」
「ほら、康一兄ちゃんもあー言ってるっし、一人でそんな…あっ」
すると、荷物を置いた僕の兄の安藤康一が、追いかける僕を追い抜き、まぁちゃんに向かってたんだ。
「はは、先行くぞ~!」
「ずるい、待ってよ~!!」
さっきはあんな事を言っていたのに、子供を取り残すのはいいのかよ!
結局、僕が二人に追い着いた頃には、もう二人だけで遊び始めてたんだ。
「遅いよ、シンちゃん!」
「はは、だらしない弟だな~まったく!」
「うるさいな~もう!」
そのまま今度は三人で海で遊んだ、そしてしばらく経ってから一度浜に戻ったんだ。
もう一人をそのままにして放っとくのも可哀想だと言う まぁちゃんの考えもあってね、
僕と兄はそんなデリケートな奴じゃないよと思っているんだけど…
そして荷物を置いた場所まで戻ると、そこで豪快にクーラボックスの中から、
先日にスーパーでまとめ買いしていた缶ビールを飲み、
一人盛り上がっている中年親父が居たんだ。
「よぉ、早いな~こっちはおかずを肴に一杯やって楽しんでたのによ」
それは、僕の父さん…安藤茂だった…今日はこの僕の家族と
まぁちゃんとで夏の恒例行事になった、海水浴に来てたわけなんだ。

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修学旅行の夜

それは学校の修学旅行に行った時の事でした。
宿に泊まった時の消灯前に、私が入っている女子グループは、
自分らの部屋に男子達を呼んでいたの。
もちろんこれは規則違反だけどね、やっぱりせっかくの旅行だし、
ちょっとくらい定番のスリルを楽しみたかったんだ、
もちろん男子達が怖気付いたらそれまでだったけども、
その心配は皆無でした先生の目を欺いて彼らはやってきたのよ。
「いやいや、よくきたね?おっと、御堂君は絵美ちんの横でいいよね?」
「わわわ!美代ちゃん?!!」
「ふふ…気を利かせてあげたよん」
「も、もう…」
「ふふ…この修学旅行中に告白するんでしょ、もっと仲良くしとかないとね?」
まったく美代ちゃんは…御堂君を半ば強引に私の横へ座らせると、
小さく私だけに聞こえるように囁いてから、健闘を祈るて感じでグッと拳を握り締めて、
他のみんなを仕切りに行ったわ、美代ちゃんってリーダーキャラだからな。
ちなみに御堂君というのは、私と特に仲の良い男子でした…
でもまだ付き合っているわけじゃないけどね、
でも…好き、そう…私は彼の事が好きなのでした。
この事は友達の美代ちゃんには教えてたのだけど、ちょっとこれは強引だよ。
まぁ…嬉しいけどね。

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とあるメイドの話 黒編

今でもあの日の事は鮮明に覚えてます、きっと幼い私の脳裏に焼きついてしまったのでしょう。
私の家はある会社の下請け工場でした、だけど経営が悪くなってきてお父さん達が、
いつもいつも凄く険しい顔をしていたのは知ってました。
そんなある日…小学校から帰ってきた私は見てしまったの、
普段は閉じられてるお父さんの部屋が開いてる、だから気になって中を覗いたのだけど…
するとそこには…首をつって死んでいるお父さんが居たのです。

お父さんが自殺してから、家は大変でした…工場も閉めて売却し、
住み慣れた家も売って、古く安くボロボロなアパートに引越したし…
お母さんは私を養う為と、そして残された借金を返済する為に、
体に鞭打って働き続けたのです…寝る時間すら惜しんで。
昼はパートを様々にこなし、夜は借金取りの怖い人達が紹介した水商売のお店に通い、
時には客を家に連れ込んで…お金をもらう仕事をしてたわ。
でもそんな無理を続けて体を壊すのは当然の事、実のとこ母は元々病弱な体だったのです。
病院から通っていた学校に連絡を受けて向かった時には、
お母さんはもう病院のベッドの上で様々な器具でやっと命を保ってたのです。
もう例え回復しても普通に働くのは無理な体だとお医者様から聞きました…
お母さんは長期に渡り病院の世話にならないといけなくなったの。
だけど…借金取りの怖い人達は、そんなのを許さない…借金はまだ気の遠くなる程に残ってます。
入院費も加わり、とても子供の私一人で金の都合ができなくて、
ただただ病院の待合で途方に暮れていました。

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とあるメイドの話 白編

僕の曾祖父は一代で莫大な富を築き上げたらしい、
その先代から受け継いだ栄光ある家督は今は親父がもっている、
そして僕は次の後継者として日々勉学に勤しんでいた。
当然ながら僕の家族はとても大きな屋敷に住んでいる、
亡くなった祖父が建てた洋館なので、修飾は祖父の好みが反映されているが、
僕は気に入っているんだ…趣味は祖父似なのかもしれないな、
今そこでは僕と親父、 そして何人もの代々仕えている使用人が住んでいた。
「悟様、紅茶をお持ちしました」
「ありがとう理音」
自室で学習をしていると、一人の住み込みの使用人である少女が茶を運んできた。
彼女の名は理音、主に僕の身の回りの世話をしてくれている。
「ん…理音の入れてくれた紅茶は美味しいね」
「ありがとうございます、あの…これも私が作った物なのですが」
そっと彼女は可愛い柄のハンカチに包まれたクッキーを差し出す。
僕はそれを一つ掴み、口に運んだ、するとカリッと香ばしい歯ごたえの後、
砕かれたクッキーの破片は口の中に溶けていく…
そして甘すぎない程度の上品な甘味が口いっぱいに広がっていくのだった。
「んっ…美味しいよ」
「そうですか、良かった?」

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